「わかった、俺がなんとかするわ」






須藤がどっこいせと、だるそうに立ち上がる。






「え?どうにかって?」





「いいから退け、お前はあっちやってろ」







そしてキッチンで食べ物を捜索していた私を追い返そうとする須藤。







「もしかして須藤がなんか作ってくれるとか?どーせ料理できないでしょ~?」







須藤の料理は絶対私と同レベだと思う。ていうか、私より自炊しないんじゃないかな?






だって缶ビール飲んでるイメージしかないし!







「お前な、俺をみくびんなよ?言っとくけど俺だいたいのことできっから。いいからさっさと作業に戻れ、んで速攻終わらせろ!」






「わ、わかったよ」






なぜかフライパンを手に取った須藤の迫力に圧されるようにして部屋に戻った。







なんか知らんがめちゃくちゃ怖い。めちゃくちゃ不機嫌。なんか知らんが!!