「まっ、真に受けてなんかないし。
ったく、まだ初心者なんだから冗談はもっと分かりやすく言ってよねー!」
そうだよ。
須藤があまりに真っすぐ私を見つめて言うものだから、ちょっとホントっぽかったじゃん。
「須藤って意外と演技派なんだね」
私のその言葉に、須藤はなぜか機嫌悪そうに顔を歪ませると
「まーなっ!」
乱暴な手つきで伝票をとって、さっさとレジの方に歩いて行ってしまった。
えぇ?なんで?
演技派って言われたのが気にくわなかったのかな。
須藤ってばたまに怒りポイントが謎だ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…