「行くぞ」 着てきたジャージを入れてもらった紙袋を持って店の外に出た私を 須藤はチラッとも見ずにそう言った。 「行くってどこに?」 「…飯。腹減った」 そしてさっさと歩き出す須藤。 やっぱりなんか、いつもに増して態度悪い。 なんて思いながら、私も後を追って歩き始めると 「うわっ!!」 突然前を歩いていた須藤が立ち止まった。