だけど話したこともなければ、名前すら知らない。 一回竹刀を持って歩いているところを見たから剣道部なんだろうけど 剣道部はおろか武道系の部活の奴に知り合いなんて一人もいなかった。 どうしたものか… 自分でも持て余す想いに悶々と毎日を過ごしていたある日、 遅れて入居したアパートの隣の部屋から、 まさかの、アイツが出現した。