いよっしゃああああああ!!! ガンッと思わず壁をグーパンチして 「いってええ!!!」 痛さに悶えながらも、俺は興奮していた。 やっと、やっと、やっっっと 花岡みやびをデートに誘うことができた。 デートに誘ったときの反応はイマイチだったが、 まあ別に想定内だ。 俺は部屋の白い壁に視線をうつす。 この向こうに花岡がいる。 花岡、みてろよ。 こうなったからには、俺は絶対お前を諦めない。