でっ、デート!? 私と須藤が!? 「嫌だよ!それって付き合ってる男女がするもんでしょ!?」 「…お前堅いポイント変だろ。 べ、別にホントのデートじゃねーよ。これはあくまで講義だ」 「講義!?」 「そ。 花岡が、男に慣れるための講義」 須藤の背後の開け放されたドアから、中のワンルームが見える。 そこにはジャージやペットボトルなんかが転がっていて、とても綺麗とは言い難かった。 「俺が花岡を慣らしてやるよ、男に」