「…何」





「俺考えたんだけど」







唐突な導入だ。






「何を?」





「昨日の花岡について。



お前、慣れてなさすぎ。マグロかよ?」







これ…絶対、昨日のラブホでのことを言ってるよね!?






「ま、マグロって…仕方ないでしょ!?しょ、処女なんだから!



だから、それを脱却しようと…」






「処女じゃなくなる=ビッチになれるとでも?」









やけに真剣な目をした須藤が近づいてきて。






ドンッ、と私を玄関のドアに壁ドン(ドアドン?)した。








「ほら、こーやって俺が近づいただけだって




ドギマギしてるくせに」