「っ痛ったぁ!!!!」





「うわ!!」







大声をあげた私に須藤が驚いたように身を起こした。







「わっ、わりい!なんかつい力が入って…」








知らなかった。




おっぱいって思い切り掴まれるとこんなに痛いんだ…






「信じらんない最低!!」





「だっだから悪かったって!!

そんなに力入ってなかったろ!?モノもそんなねーし!!」







あ、と須藤がしまった、とでも言うように口を押さえた。






ほんとに信じられない。








「人のモノ揉んどいて何その言い草!?」





「もっ揉む!?揉んではねーだろ揉んでは!!」





「うるさいばかおっぱい星人!!」





「おっぱい星…アホか!?俺はどっちかというと尻派だ!!!!」





「なんの話してんの!?」





「お前が始めたんだろうが!!」







ベッドの上。





睨み合う私たちは、服装こそ乱れているが完全にいつもの空気に戻っていた。







「帰る」





「お、おおお!帰れ帰れ!!俺も帰るわ!!」








競うようにお金を入れて部屋を出た。