「へ、へえーそうなんですか。

橘くんしか見てなかったんで全然気づきませんでした、まさかあの橘くんのお仲間だったとは」


「見てたことは認めるんだな?なら一刻も早くやめた方がいいぜ?気味悪がられんのも時間の問題だから」


「き、気味悪……恋する乙女に対して失礼な!!」



「忠告してやってんだろ、ありがたく思え。てか自分で恋する乙女とか言うなよ痛すぎ」


「あ、あなためっちゃ失礼じゃないですか!?初対面ですよね!?」


「思ったこと言ってるだけだけど?ていうかあんた、朝の目覚まし毎日ウルセーんだよどんだけ寝起きワリーの」


「あ、ああああなたこそ毎日夜中に洗濯機まわさないでよウルサイんですよ!!!」


「うるせー綺麗好きなんだよ俺は!!」



「昼にまわせ!!」



「多忙なんだよ!!!」



「嘘つけ!!だいたい――…」









そんなわけで





出会った瞬間から喧嘩してたわけだけど。









「ちょ、やめ…」





「やめねーよ」





「ん、や…」





「だからやめろって、その声…」









まさかあの須藤と






こんなことをする日がくるなんて。