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テストが終わると、気だるい雰囲気が教室を覆った。
「テスト日程、文理ごちゃまぜすんのやめてほしいわ」
ぐったりとぼやきながら机に突っ伏している友人の頭を、頬杖をついて見た。
「いやー、同じような内容続く方がキツくね?」
「そもそも全教科のテストがキツい…」
そんなことを言い合いながら、優絵はどうするのかと考えていた。
今朝の感じだと、一緒にテスト勉強する流れだろう。明日もテストだから部活もない。
それなら優絵の教室に顔を出してみるかと思い、鞄を掴んで立ち上がる。
「帰るわ」
「じゃーな」
廊下に出て2つ隣の教室を目指した。
と、その優絵のクラスのドアから、本人が飛び出してきた。