いつものようにブレザーと鞄を持ってリビングに行くと、妹の弘美が一人で朝食を食べていた。
「おはよ、こー兄ぃ」
「はよ」
中3の弘美はすでに卒業式を終えて春休みだが、学年末テスト期間の俺は学校だ。
出かけるらしく気合いの入った服装で眠そうにテレビを見ている。
両親は既に仕事に出たらしい。テーブルには朝食が用意されていた。
ソファーに上着と鞄を放って、ダイニングテーブルにつく。
「昨日、優絵ちゃんに渡したの?」
出し抜けにそんなことを尋ねる顔は、ニヤニヤとからかい顔だ。
俺は無視してトーストをかじった。
「おはよ、こー兄ぃ」
「はよ」
中3の弘美はすでに卒業式を終えて春休みだが、学年末テスト期間の俺は学校だ。
出かけるらしく気合いの入った服装で眠そうにテレビを見ている。
両親は既に仕事に出たらしい。テーブルには朝食が用意されていた。
ソファーに上着と鞄を放って、ダイニングテーブルにつく。
「昨日、優絵ちゃんに渡したの?」
出し抜けにそんなことを尋ねる顔は、ニヤニヤとからかい顔だ。
俺は無視してトーストをかじった。