「…ありがとう、霧島くん。」
「ツムツムの頼みならいいってことよ。…なんかあったのか?」
「ううん、別に。」
「ふうん。」
蓮は興味なさそうにそう相槌をうつと、再び葵との惚気話を始めた。
先生、びっくりしたよね。ごめんなさい。
でもこうして連絡取るのも、もうしんどいの。
昨日いたあの人と仲良くしたらいいじゃん。
先生が弱ってる時に呼ぶくらいだから
きっと相当心をゆるしてる人なんでしょう。
私なんかほっといたらいいのに。
蓮の惚気話を聞きながら紡木はぐっと涙を堪えた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…