「前から…ずっと思ってた。冬菜…俺のこと好きでいてくれてる?って…。」


いつもの迪と違って弱々しい声。


「俺は、冬菜の事すき。だけど…お前は…」


何言ってるの?迪。
あたし迪のこと好きだよ?


「それに手を繋ごうとしても、俺を拒むように話をそらしたり…」


迪、違うよ。
この手をみて迪に嫌われたくなかっただけなんだよ。