これは俺が小さい頃からやっていて、気づいたときには習慣になっていた。

「俺とるいだけの秘密だよ。」

そう言われて本当に誰にも言わなかった俺は、これが兄弟のすることじゃないと知らなかった。

でもそれを知った時、知ってしまったとき、全てはもう遅くて。俺は兄ちゃんの虜で。
兄ちゃんなしじゃ生きられなくなってた。

いつからかキスの先までやるようになって。
最初は痛かったのに、今では気持ち良さしか感じなくなって。

「るい。」

耳元でそう囁かれるだけで頂点に達するようになった俺の身体はもうイカれてた。