ふぅ。

気持ちがパニックだ。

どうなってるのかわかんない。

まず、整理しよう。


私は、明日の朝、タイスケとは付き合ってないって松川くんに自分自身で誤解を解く。

マヨは、松川くんと同じ英会話学校に通っていた。

それなのに、私にはそのことを、そんな重大な事実を教えてくれなかった。

マヨも、だまっていたことについては「ごめん」と言った。


そして。

マヨには好きな人がいる。

私にはある事情があって、まだ言えないけど・・・。


マヨ。

まさか、私の不安的中なんてことはないよね。

絶対ないよね。

もし、そうだったら、私はどうすればいいの？


携帯を右手に握りしめて、窓の外に目を向けた。

青い空に、ぽっかりとまるい雲が浮かんでいた。

とても穏やかに・・・。