「な、な、何言ってんの??」

慌ててマヨの口を私の手でふさいだ。
 
松川くんの方をチラッと見ると、窓際にもたれて男友達と談笑していた。

あ~、よかった。

気づかれてないよね。

こんな恥ずかしい事態、絶対ばれてほしくない。

まだ心臓がばくばくしてる。

もぉ!

マヨってば、うかつすぎるって!!

恋愛初心者は、繊細なのよ!もうちょっと気を使えっての。

私は軽くマヨをにらんだ。