のどの奥が「ごくり」と鳴った。

それって本当?

どうして、マヨと松川くんが英会話学校から一緒に出てくるの?

しかも、松川くんが英会話習ってるのって土曜日でしょ。

休日に二人でいるなんて、そんなのって。

「ナツミ、どうした?顔面固まってるぞ。」

タイスケが心配そうに私の顔をのぞき込んだ。

「・・・ひょっとして、知らなかった?」

気まずそうに、タイスケは私の腕をゆっくりと離した。

知らないも何も。

どういうこと?

なんだか頭が真っ白だよ。