でも・・・。

「ねー、マヨ。松川くんって、塾とか習い事とかしてないのかな?」

「え?何で?」

「いや、もしマフラーあげるなら、松川くんの私服見ときたいなーって思って。もし、塾とか行ってるんなら、その近くでぷらぷらしてたら私服姿の松川くんにバッタリ和えないかナーなんて。」

自分で言いながら、恥ずかしくなってきた。

顔が熱い。

マヨは優しい笑顔で答えた。

「そっか。なるほどね。じゃ、ナツミのためにもう一著人肌脱ぐとするか!」

「ありがとう!マヨ~。」

私はマヨをぎゅーっと抱き締めた。

やっぱりマヨでなきゃ。

こんな恥ずかしい話だって、マヨにしかできないよ。