気を取り直して、リピートする。

なんだか恥ずかしいじゃない。

「だから~、松川くんはマッキーのコンサート誰と行くのかな?って。」

「うーん。誰だろう?意外と一人で行ってたりして。」

「そんなわけないじゃない。」

冷ややかにマヨを見る。

「男友達かもしれないしさ。そんなことどーだっていいじゃない。」

「私にはどーでもよくないの!」

なぜだか、イラッとしてきつめの口調で言い返してしまった。

びっくりした顔でマヨが私を見た。

「ご、ごめん。」

すぐに謝る。

「私もごめんね。ナツミの気持ちも考えずに。」

ううん。

マヨは全然悪くないよ。

どうして、イラっとしちゃったんだろう。