もちろん言わなきゃ!

「実は私も『もう恋なんてしない』なんだ。」

マヨは、ニヤリと笑いながら、

「へー、二人は気が合うねー。」

と冷やかした。

もー!マヨったら、何言ってるのぉ!まじで顔が熱い。

やばいよぅ。

松川くんにばれちゃいそうじゃない、私の気持ち。

思わず、だまったままそっと自分の胸に手を当てた。

松川くんもマヨに冷やかされたせいなのか、頬を少し染めると「ちぇ」と小さくつぶやいてうつむいた。

きゃー。なになに?

松川くんも照れてるの?私と同じ??

なんだかわからないけど、ときめく瞬間。

やっぱり、松川くん、大好きだぁ!

松川くんのそんな姿を思いっきり近くで見つめながら幸せにひたる。

そこで、チャイムが鳴った。