わっ!

恥ずかしい!

すぐに教科書に視線を落とす。

すると、マヨの声がした。

「ナツミぃ。ちょっといい?」

松川くんにわからないように、ちょこっといたずらっぽい表情で私に手招きをしている。

ええっ!!!

松川くんとマヨがしゃべってるところに、来いってかぁ??!

心臓が、考えられないくらいの速さでドクドクしてきた。

もちろん顔なんて沸騰状態。

こんなんで、行けないよー。

マヨのばかぁ!