「意外に混んでるな、ほら、いくぞ。」

ふいにタイスケは私の右手をつかんだ。

タイスケの手のひら。

思いかげず分厚くて大きい。

男の人の手って、こんなんなんだ。


タイスケと私。

3分の2は、友達。

3分の1は・・・?

そんなことを思いながら、タイスケの手をそっと握り返した。


☆おしまい☆


最後まで読んで下さった皆様。
ありがとうございました!!