「でさ。」
タイスケの話の切り出し方はいつも唐突だ。
「これ、やるよ。」
差し出したのは、タイスケがコンサートの前に買ってきたと思われる紙袋。
「何?これ。」
「開けてみて。」
少し不審に思いつつ、封を開ける。
このロゴ、どっかで見たんだよな。
どこだったっけ?
中から、マフラーが出てきた。
モスグリーンに明るい水色のストライプ。
これ・・・。
タイスケと遭遇したお店で、松川くんに選ぼうとしてたマフラー?!
どうしてこれをタイスケが??
「これ・・・どうしたの?」
「え?お前、これ店で一生懸命見てなかった?」
タイスケ・・・・。
私が選んでたの見てたんだ。
よりによって、松川くんにと思ってたマフラーを、私にってタイスケがくれるなんて。
「これ、結構高かったんだぜ。」
うん、知ってる。
私もすぐに手が出なかったモン。
「なんだよ。もっと喜ぶかと思ったのにさ。」
タイスケの話の切り出し方はいつも唐突だ。
「これ、やるよ。」
差し出したのは、タイスケがコンサートの前に買ってきたと思われる紙袋。
「何?これ。」
「開けてみて。」
少し不審に思いつつ、封を開ける。
このロゴ、どっかで見たんだよな。
どこだったっけ?
中から、マフラーが出てきた。
モスグリーンに明るい水色のストライプ。
これ・・・。
タイスケと遭遇したお店で、松川くんに選ぼうとしてたマフラー?!
どうしてこれをタイスケが??
「これ・・・どうしたの?」
「え?お前、これ店で一生懸命見てなかった?」
タイスケ・・・・。
私が選んでたの見てたんだ。
よりによって、松川くんにと思ってたマフラーを、私にってタイスケがくれるなんて。
「これ、結構高かったんだぜ。」
うん、知ってる。
私もすぐに手が出なかったモン。
「なんだよ。もっと喜ぶかと思ったのにさ。」