「なぁ、ちょっと小腹減ったし、そこのマクドにでも入んね?」

タイスケは通りに人だかりのできているマクドを指さした。

はぁ。

タイスケって、マクド好きねぇ。

「うん、いいよ。私も丁度お腹減ったナーって思ってたんだ。」

一応素直に従った。

入るとかなり混んでる。

でも、禁煙の席が丁度空いたところだった。

忙しなくタイスケはその席を確保した。

「ナツミ、ここで待ってて。何がいい?」

「買ってきてくれんの?んじゃ、ね~・・・。」

席からメニューのポスターを眺める。

「フィレオフィッシュセット!よろしくぅ。」

「おう。」

タイスケは気前よく会計の前に並びにいった。

やけにご機嫌なタイスケ。

やっぱりコンサートのせいだねぇ。

私も超気分いいもん。

松川くんなんて、しーらないっと。

なんて、強がってみたり。

でも、やっぱり今日は松川くんと一緒にコンサート行けなかったのは、くやしかった。