「ねーねー、おかしくない?」
出発までまだ3時間もあるのに、もう準備万端。
服も着替えて、バッグの中味もチェックして、髪型も整えた。
あとはグロスだけ。
「ナツミ、もう少し落ち着きなさい。そんなに早く服着たら出発までに汚れちゃうわよ。」
お母さんは、言いながら吹き出した。
「もー。笑わないでよ!しょうがないじゃん、初デートなんだからさ!」
声に力が入る。
自分を客観的に観たら、かなり滑稽だ。
松川くんに会うまでに、もう少し落ち着かないとね。
そうそう、金曜の帰り。
松川くんが恥ずかしそうに差し出した紙切れ。
そこには、松川くんの携帯番号が書いてあった。
『一応何かあった時用に』
だって!
その夜即効メールしたっての。
メールを打つ指が振るえたよ。
その日から絶対手放せない携帯。
今も、しっかりパンツのポッケに入れてあるんだ。
出発までまだ3時間もあるのに、もう準備万端。
服も着替えて、バッグの中味もチェックして、髪型も整えた。
あとはグロスだけ。
「ナツミ、もう少し落ち着きなさい。そんなに早く服着たら出発までに汚れちゃうわよ。」
お母さんは、言いながら吹き出した。
「もー。笑わないでよ!しょうがないじゃん、初デートなんだからさ!」
声に力が入る。
自分を客観的に観たら、かなり滑稽だ。
松川くんに会うまでに、もう少し落ち着かないとね。
そうそう、金曜の帰り。
松川くんが恥ずかしそうに差し出した紙切れ。
そこには、松川くんの携帯番号が書いてあった。
『一応何かあった時用に』
だって!
その夜即効メールしたっての。
メールを打つ指が振るえたよ。
その日から絶対手放せない携帯。
今も、しっかりパンツのポッケに入れてあるんだ。