それは高校2年のクラス替え。
体育館に新しいクラス名簿が張り出されている。
自分と同じクラスのメンバーを素早く目で追う。
・・・松川直人・・・。
あ、また同じだ。
その名前を目にした瞬間、鼓動が速くなった。
それまで松川くんは、私にとっては、どうってことないクラスメイト。
話もほとんどしたことなかった。
3学期の終わり、松川くんと私は通路を挟んで隣の席になった。
「起立!」
学級委員長の声で、皆が一斉にガタガタと立ち上がる。
通路側に立ち上がった私。
その横でゆっくりと立ち上がった松川くん。
私の右腕に、少しだけ松川くんの左腕が触れた。
あれ?
松川くんってこんなに背が高かったっけ。
私の肩より随分と高い位置に松川くんの肩があった。
なんだかよくわかんないけど、その位置にドキドキした。
その日から、毎時間の「起立」が待ち遠しくてしょうがなくなっていった。
体育館に新しいクラス名簿が張り出されている。
自分と同じクラスのメンバーを素早く目で追う。
・・・松川直人・・・。
あ、また同じだ。
その名前を目にした瞬間、鼓動が速くなった。
それまで松川くんは、私にとっては、どうってことないクラスメイト。
話もほとんどしたことなかった。
3学期の終わり、松川くんと私は通路を挟んで隣の席になった。
「起立!」
学級委員長の声で、皆が一斉にガタガタと立ち上がる。
通路側に立ち上がった私。
その横でゆっくりと立ち上がった松川くん。
私の右腕に、少しだけ松川くんの左腕が触れた。
あれ?
松川くんってこんなに背が高かったっけ。
私の肩より随分と高い位置に松川くんの肩があった。
なんだかよくわかんないけど、その位置にドキドキした。
その日から、毎時間の「起立」が待ち遠しくてしょうがなくなっていった。