「桜皇子…私はずっと貴方を想い続けます。たとえ硝子の靴を拾ってくれたのが貴方じゃなくても…。」




【〜偽りのシンデレラ〜】



お城でダンスパーティーが開かれていた。




シンデレラは、足が痛くなり、長い長い赤い階段の下で、硝子の靴を片方脱いだ。




すると、1人の王子がやって来きた。




「やぁ、君も休憩かい?」



ハッと硝子の靴を履こうとした。




「そんな無理に履かなくても良いんだよ?たとえ君の靴にピッタリだとしても、貴女にはもっと素敵な靴が合うはず。」



「…///」



「硝子の靴はポイっ!君にピッタリな靴、ボクが履かせてあげるよ♪」




「ボクとおいで?…。」手を差し伸べる桜皇子。




が、シンデレラは桜皇子の手をとらなかった。




「私は今夜、魔法が解けてしまいます。偽りのドレスや硝子の靴がないと幸せになれないのです…。」




「…そっか、」桜皇子はそういうと、残念そうにその場を後にした。




あの時、魔法が解けても私に似合う靴を選んで履かせて(結婚して)くれますか?と言えば良かった…。。




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