あまりに急な別れ・・・何も考えられなかった。時が止まったようだった・・・

 それでも真奈美は金曜日にPortaに来た。
 優しいマスターは何も言わず迎え入れてくれた。何も無かったかのように・・・(前に戻っただけ、楽しかったあの日々はきっと夢だったんだ・・・・)そう思いたかった。

 無意識にネックレスをギュッと掴んだ。