そんな汐李くんと今の関係になれたわたしは本当に幸せ者だ。



汐李くんはとっても優しい男の子で、頼りになるしいつも私を守ってくれる。


クールで無気力なところがあるけれどその分デレが出た時の汐李くんはもう発狂ものだ。



本当になんでこんなにも好きなんだろうと疑問に思うほど私は汐李くんにベタ惚れ。




「はい、彩芭アウトー」


「…っえ?!」


「お前話聞いてないだろ?」


「うっ、すみません…」




ずっと汐李くんのことを考えていたらやまちゃんに注意されてしまった。


…何をしてるんだ私は。



チラッと隣を見ると汐李くんが呆れ顔で私を見ていた。


うぅっ…だって汐李くんがかっこよすぎるのが悪いんだよ…?!