「彩芭には意地悪したくなるよね」
「ひどいっ」
「だって反応が可愛いんだからしょうがないよ」
「っ可愛い可愛いどうしたの?ほんとに熱でもある、?」
「無い」
「んええ?」
大好きな汐李くんの匂いがしてクラクラしそうだ。
甘すぎない優しい香り。
上を見上げれば汐李くんがいて…背高いな、やっぱりかっこいいな、すきだな、そんな事ばかり思い浮かんじゃう。
「…すき」
「っん」
…汐李くんに見惚れているとさっきまで腰にあった汐李くんの手が今度は首に回され、キスをされた。
初めてじゃないのに汐李くんとするキスはドキドキしっぱなしで大変なの。
「かわいい」
「っ、もうやめてえぇ」
「はいはい、そろそろ帰る?」
「…うん!帰ろっ」