「…だから俺の苦手な人は彩芭なの」


「うんうん、どうして?」


「彩芭が好きとか言ってくるたび…」


「たび…?」


「嬉しいし俺もめちゃくちゃ好きじゃんって実感するの」


「…っ?!」




プシューっと顔から煙が出そうなまでも赤くなっているであろう私。



いや普通に待って待ってよ汐李くん!

私こんな汐李くん知らないよ、素直すぎて別人レベル。こんなデレ甘今までにあったかな?いや待って夢ですか?え、私の事めちゃくちゃ好きって言ったよね?え?何?ここはどこ?私はだれ?!あなたも誰?!(((重度の混乱




「…ねぇ彩芭生きてる?顔赤すぎ」


「はあはあはあはあ…っ汐李くんやめてそのあざと攻撃」




次は何かと思えば私の目線に合わせて首をこてんと傾けてきたっ…


もう無理今すぐ死ねます。後悔はありません。