「汐李くんが機嫌悪そうだったから汐李くんの好きなケーキ買ってあげようと思って」


「食べる」


「ふふっ、じゃ今日はいつも汐李くんが買ってくれるから私が買うね!」


「ん、ありがと」


「汐李くんが素直…え、すき、なんでも買ってあげる」


「え、なに怖いんだけど」


「ふっふふーん」




今の私に何を言っても無駄無駄。


素直で可愛い汐李くんが見れたんだよ?

最高にハッピー。




「好き」


「っ?!えっなに、どうしたの、急に…!」


「さっき彩芭が告られてた時ところどころ聞こえた」


「う、うん」


「それで、はっきり言えるところとかありがとうってちゃんと言えるとこ、いい人見つかるって言ってたのも心が綺麗っていうか…そーゆとこ俺すき」


「…っ〜!!」




なになにどうしたの本当に。

今日の汐李くん色々とやばいよ。



しかもすごい話すし…

え、なにもしかして今日雪降る?(現在6月)