「彩芭ちゃーん」


「あ、新田くんだ」


「こっちこっち」


「今行く!…じゃ汐李くんちょっと行ってくるね」


「…ん」




やっぱり汐李くんちょっと不機嫌だよなぁ…


よし!帰りに汐李くんが好きなケーキでも買ってご機嫌をとろう!




「わざわざごめんな!」


「いえいえ!」


「それで、早速なんだけど…」


「うんっ」


「俺の1年の時からずっと彩芭ちゃんのこと好きで…」


「えっ」




なんとびっくり…。


確か新田くんとは同じクラスにはなったことないけれど、1年の時に委員会が同じだった気がする…




「それで…俺と付き合ってくれませんか」


「えっと、ごめんなさい…」