クロコは昔から人の目が怖かった。
自意識過剰なのか本当に見られてるのか、とにかく視線を感じる。
そしてそれは決まって嫌な気持ちにさせるものだった。

それでもクロコはアツシの頼みを聞いた。アツシがパンクやゴシック系の服を好んで着ていたので、それに合わせてパンク系の赤のチェックのミニスカートを買った。
足にレッグウォーマーのついたそれはクロコにとてもよく似合った。
可愛らしく、それでいてスカートとレッグウォーマーの間から見える肌が色っぽかった。
アツシはとても喜んだ。クロコはそれを見て、買って良かったと心から思った。