「で?同棲は楽しい?」


「うん、楽しいよ」


「いーなー。なんかすげーうまくいってんじゃん!俺もちひろちゃんの手料理食いたい!」


「じゃ、今度遊びにおいでよ!みんなでホームパーティしよ?」


「お!賛成!」


光くんは水やりや黒板を綺麗にするのも手伝ってくれた。


「ありがとー!本当に助かったよ!」


「あれ?虫刺され?」


そう言って光くんが私の首を触ろうとした時、ドキッとした。


虫刺されじゃない、きっとキスマー……


咄嗟に手で首を隠した。

恥ずかしすぎて全身から汗が噴き出す。


天馬くん……見えるところはやめてっていったのにー!


「あ、あー!マジか……ごめん俺デリカシーねぇな」


光くんも色々察知したようで苦笑いを見せた。