「回覧板で回ってきただろ」 「いつもそういうの読まずに回しちゃうんだよね」 おっさんがヘラヘラと笑い灰をこぼす。 「……」 私はおっさんとの心の距離を隠さず顔に出した。 「あー!なにさ、そのあからさまに引いたような目は」 「引いたようなじゃなくて、実際引いてんだよ」 「あまりにおっさんが駄目すぎて」 「はい、はい、どうせおっさんは駄目な大人代表ですよーだ」