「いい加減にして! 今までの嘘も全部二人が流してますよね」
「は!? そっちこそ言い掛かりやめて。純さんも騙され……」
私は、もう嫌悪感山盛りで冷静にスマホの音声レコーダーを起動させた。
〖__やっぱ画像は違うね。信憑性高まる〗
〖マジ葉月のフェイク画像完璧。華のセフレ使える〗
みるみる青ざめる二人を超冷たい視線で見上げスッキリ爽快! 内心ガッツポーズ!
「いい加減名誉毀損で訴えます。……と言いたいところだけど、玲に本気で謝ってくれたら無罪放免で。言ってる意味わかりますよね? ……証拠聞きます?」
何より私以上に嘘言われ放題の玲に謝ってほしかった。
二人は、私の言葉に首を横に振り玲への謝罪を約束し、逃げるように二階へと戻って行った。
私は、初の戦闘モード解除に一気に力が抜け、呆然と後ろのソファーに座り横に倒れ込み目を閉じた。
「……疲れた……」
「お疲れ」
突然、あなたの声とガシャン! という後方の自販機から飲み物が落ちる音に慌てて飛び起きると、唇歪めるあなたにいちごミルクを差し出された。
「昔好きだったよね?」
「……はい、ありがとうございます」
覚えててくれたんだ……。
「ハハッ俺にまで敬語。マジ疲労MAXだな。……頑張ったね」
あなたは、疲労感と嬉しさと見られてた!? のパニック状態で思わず敬語の私を笑い飛ばし頭にポンと手を乗せた。
「……見てた?」
「ハイ、目ん玉見開いて。最高のエンターテインメント! あれは、ヤバいだろう」
もう最悪!
私は、余りに恥ずかしくてペットボトルを強く握り俯いた。
「超カッコ良かった。ちょい……いやマジでヤバいくらい。……見惚れるほどに」
予想外の反応に驚き顔を上げると、抜群に柔らかい笑みに包まれつい見惚れ続けた。
そんなハート破壊力抜群の笑みでそんなセリフ言わないで……。
「ヤバい。……意外な一面」
……どういう意味?
あなたは、口元を手で押さえながら小声で呟き右側に腰掛けると、また大きな掌で私の頭を包み優しく撫でてくれた。
「玲ちゃんは、幸せ者。こんな最高の友達いて」
私は、心底引かれなくて良かったと安堵し、最高に幸せな想いでジュースを一口飲んだ。
「はぁ……美味しい~」
「……相変わらずマジ美味そうな顔する。昔も花火観ながらすっげ美味そうにアイス食ってた」
私は、また覚えててくれたのが嬉しい反面、恥ずかしさに身をすくめ俯いた。
「……一口」
あなたは、俯きペットボトルを握り締めている私の手からスッと抜き取りすぐに一口飲んだ。
「……甘い。……ヤバいくらいに」
あなたは、ドキッとするほど甘い色味の瞳を私の唇に移ししばらく見つめると、急に照れくさそうに唇歪めてボトルを返し早足でコートに戻って行った。
私は、その後ろ姿をポーっと目で追い掛けゆっくりボトルを唇に当てながら、あの時も私のアイスを一口口にしたのを思い出し懐かしさに心をほっこりさせた。
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「いい加減名誉毀損で訴えます。……と言いたいところだけど、玲に本気で謝ってくれたら無罪放免で。言ってる意味わかりますよね? ……証拠聞きます?」
何より私以上に嘘言われ放題の玲に謝ってほしかった。
二人は、私の言葉に首を横に振り玲への謝罪を約束し、逃げるように二階へと戻って行った。
私は、初の戦闘モード解除に一気に力が抜け、呆然と後ろのソファーに座り横に倒れ込み目を閉じた。
「……疲れた……」
「お疲れ」
突然、あなたの声とガシャン! という後方の自販機から飲み物が落ちる音に慌てて飛び起きると、唇歪めるあなたにいちごミルクを差し出された。
「昔好きだったよね?」
「……はい、ありがとうございます」
覚えててくれたんだ……。
「ハハッ俺にまで敬語。マジ疲労MAXだな。……頑張ったね」
あなたは、疲労感と嬉しさと見られてた!? のパニック状態で思わず敬語の私を笑い飛ばし頭にポンと手を乗せた。
「……見てた?」
「ハイ、目ん玉見開いて。最高のエンターテインメント! あれは、ヤバいだろう」
もう最悪!
私は、余りに恥ずかしくてペットボトルを強く握り俯いた。
「超カッコ良かった。ちょい……いやマジでヤバいくらい。……見惚れるほどに」
予想外の反応に驚き顔を上げると、抜群に柔らかい笑みに包まれつい見惚れ続けた。
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「ヤバい。……意外な一面」
……どういう意味?
あなたは、口元を手で押さえながら小声で呟き右側に腰掛けると、また大きな掌で私の頭を包み優しく撫でてくれた。
「玲ちゃんは、幸せ者。こんな最高の友達いて」
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「はぁ……美味しい~」
「……相変わらずマジ美味そうな顔する。昔も花火観ながらすっげ美味そうにアイス食ってた」
私は、また覚えててくれたのが嬉しい反面、恥ずかしさに身をすくめ俯いた。
「……一口」
あなたは、俯きペットボトルを握り締めている私の手からスッと抜き取りすぐに一口飲んだ。
「……甘い。……ヤバいくらいに」
あなたは、ドキッとするほど甘い色味の瞳を私の唇に移ししばらく見つめると、急に照れくさそうに唇歪めてボトルを返し早足でコートに戻って行った。
私は、その後ろ姿をポーっと目で追い掛けゆっくりボトルを唇に当てながら、あの時も私のアイスを一口口にしたのを思い出し懐かしさに心をほっこりさせた。