『絢花ちゃんが引っ越すのって、マンションじゃなくてシェアハウスになったのよ〜!私ったらうっかり、言うの忘れてたわね!』
「あはは、やっぱり送り間違え・・・え?今なんて言いました?」
マンションじゃなくてシェアハウス?
いやいや、そんな事あるわけがない。
私の聞き間違えだよね、うん。
『だから、絢花ちゃんはシェアハウスに住むの〜!』
「まさかの聞き間違えじゃないパターン!?」
そんなパターン、存在していいの・・・?
さっき、あまりの衝撃に一旦脳がスルーしかけたんですけど。
スマホのこちら側で硬直する私に伯母さんははしゃいだ声で話を続ける。
『あのね、マンションだと一人暮らしになるでしょ?それだと絢花ちゃん寂しいかな〜って思ったの!』
はい!?
『だから、シェアハウスにしておいたのよ〜!!』
「ちょ、伯母さん!?」
『新生活、頑張ってね!あと、そこのシェアハウスって一年前から高校生が2人住んでるんだって〜!お友達と、楽しくね!』
そう言って伯母さんは一方的に電話を切ってしまった。
ツッコミどころが多すぎるんですけど・・・。
マンションのほうが気を遣わずにいられるから楽だし。
それに、言うの忘れてたの?
サプライズなんてもんじゃないよ!
・・・まあ、文句ばかり言ってられないか。
伯母さんたちにはいつもお世話になってるし。
シェアハウスにしたのも、私のことを思ってだもんね。
先に住んでいた2人とも、仲良くできるように頑張らないと。
話を聞いている限り同世代っぽいし。
しかもシェアハウスがここなら、同じ高校の可能性もあるし。
でもなあ・・・。
とりあえず、中に入ろうか。
カバンから事前にもらっていた鍵を出そうと、スクールバッグの中をゴソゴソ漁る。
あ、あったあった。
すぐに鍵を見つけ、鍵穴に差し込もうとしたとき・・・。
「お前、何してんの?」
「うわあ!?」
後ろから急に男の人の声が聞こえてきて私は飛び上がりそうになった。
心臓がバクンバクンいっている。
びっくりした・・・。
それにしても、通行人に「何してるの」って聞かれるくらい私って挙動不審だったのかな?
もしかして、空き巣とかと間違えられてる!?
急いで釈明しないと。
声がした方を振り返って、私は再び硬直した。
黒江魁吏・・・!?
「あはは、やっぱり送り間違え・・・え?今なんて言いました?」
マンションじゃなくてシェアハウス?
いやいや、そんな事あるわけがない。
私の聞き間違えだよね、うん。
『だから、絢花ちゃんはシェアハウスに住むの〜!』
「まさかの聞き間違えじゃないパターン!?」
そんなパターン、存在していいの・・・?
さっき、あまりの衝撃に一旦脳がスルーしかけたんですけど。
スマホのこちら側で硬直する私に伯母さんははしゃいだ声で話を続ける。
『あのね、マンションだと一人暮らしになるでしょ?それだと絢花ちゃん寂しいかな〜って思ったの!』
はい!?
『だから、シェアハウスにしておいたのよ〜!!』
「ちょ、伯母さん!?」
『新生活、頑張ってね!あと、そこのシェアハウスって一年前から高校生が2人住んでるんだって〜!お友達と、楽しくね!』
そう言って伯母さんは一方的に電話を切ってしまった。
ツッコミどころが多すぎるんですけど・・・。
マンションのほうが気を遣わずにいられるから楽だし。
それに、言うの忘れてたの?
サプライズなんてもんじゃないよ!
・・・まあ、文句ばかり言ってられないか。
伯母さんたちにはいつもお世話になってるし。
シェアハウスにしたのも、私のことを思ってだもんね。
先に住んでいた2人とも、仲良くできるように頑張らないと。
話を聞いている限り同世代っぽいし。
しかもシェアハウスがここなら、同じ高校の可能性もあるし。
でもなあ・・・。
とりあえず、中に入ろうか。
カバンから事前にもらっていた鍵を出そうと、スクールバッグの中をゴソゴソ漁る。
あ、あったあった。
すぐに鍵を見つけ、鍵穴に差し込もうとしたとき・・・。
「お前、何してんの?」
「うわあ!?」
後ろから急に男の人の声が聞こえてきて私は飛び上がりそうになった。
心臓がバクンバクンいっている。
びっくりした・・・。
それにしても、通行人に「何してるの」って聞かれるくらい私って挙動不審だったのかな?
もしかして、空き巣とかと間違えられてる!?
急いで釈明しないと。
声がした方を振り返って、私は再び硬直した。
黒江魁吏・・・!?