むしろ、気を遣わせたなんてこっちが申し訳なくなってくるよ・・・。
私の言葉を聞いて、晶くんは安心したように笑った。
そんな私たちの様子を黒江さんは「茶番だ」と言わんばかりに冷めた目で眺めている。
スプーンとカレーの入った器をテーブルの上に並べる。
私の向かいに晶くん、、そして晶くんの隣にずっと黙ったままの黒江さんが座る。
「「いただきます」」
「・・・・・・」
「魁吏」
「・・・いただきます」
3人でいただきますを言って、カレーを食べ始める。
「ん、すごく美味しい!」
「本当!?良かった〜」
「手料理なんて本当にいつぶりだろう・・・。絢ちゃん、お店を出せるレベルで料理上手だね」
「そんなそんな・・・」
カレーを食べた晶くんは、私のことをべた褒めしてくれる。
ここまで褒められてもらえるとは思わなかったな。
なんだか恥ずかしくなっちゃうよ。
「・・・・・・」
黒江さんは、どうなんだろう・・・。
一言でも「美味い」とか言ってくれればこっちだって安心するのに。
黒江さんは感想も言わずただ黙々とカレーを食べ進める。
・・・気にしても仕方がないよね!
私もカレーを食べよっと。
スプーンでカレーを掬って口の中に入れた。
そんな私を見て、晶くんはクスクス笑う。
「?どうしたの、晶くん」
私、何かおかしなことでもしたのかな?
もしかして口のまわりにカレーついてる!?
「絢ちゃん、安心して」
「何に?」
「魁吏さ、結構嫌いな食べ物が多くてね」
「は?何勝手にそんなこと言ってんだよ、晶」
そうなんだ。
あ、カレーの中に嫌いな食べ物が入っていてそれでずっと黙って食べてたとか・・・!?
しまった、嫌いな食べ物くらい確認しておくんだった。
そういえば、買い物しているときも人参をカゴに入れたときは嫌そうな顔をしていたな。
そのときに気づいておけばよかった。
それにしても、人参が苦手って・・・。
なんだか小さな子供みたい。
「このカレーに入ってるものだと人参とかも苦手なんだけど。魁吏って、美味しくないものはすぐに食べるのやめちゃうんだよね」
「おい、晶」
「だから、こうやって何も言わずに食べてるってことは絢ちゃんの料理が美味しいってことだから。安心してね」
「そうなの!?」
「意外とわかりやすいんだよ、魁吏は」
私の言葉を聞いて、晶くんは安心したように笑った。
そんな私たちの様子を黒江さんは「茶番だ」と言わんばかりに冷めた目で眺めている。
スプーンとカレーの入った器をテーブルの上に並べる。
私の向かいに晶くん、、そして晶くんの隣にずっと黙ったままの黒江さんが座る。
「「いただきます」」
「・・・・・・」
「魁吏」
「・・・いただきます」
3人でいただきますを言って、カレーを食べ始める。
「ん、すごく美味しい!」
「本当!?良かった〜」
「手料理なんて本当にいつぶりだろう・・・。絢ちゃん、お店を出せるレベルで料理上手だね」
「そんなそんな・・・」
カレーを食べた晶くんは、私のことをべた褒めしてくれる。
ここまで褒められてもらえるとは思わなかったな。
なんだか恥ずかしくなっちゃうよ。
「・・・・・・」
黒江さんは、どうなんだろう・・・。
一言でも「美味い」とか言ってくれればこっちだって安心するのに。
黒江さんは感想も言わずただ黙々とカレーを食べ進める。
・・・気にしても仕方がないよね!
私もカレーを食べよっと。
スプーンでカレーを掬って口の中に入れた。
そんな私を見て、晶くんはクスクス笑う。
「?どうしたの、晶くん」
私、何かおかしなことでもしたのかな?
もしかして口のまわりにカレーついてる!?
「絢ちゃん、安心して」
「何に?」
「魁吏さ、結構嫌いな食べ物が多くてね」
「は?何勝手にそんなこと言ってんだよ、晶」
そうなんだ。
あ、カレーの中に嫌いな食べ物が入っていてそれでずっと黙って食べてたとか・・・!?
しまった、嫌いな食べ物くらい確認しておくんだった。
そういえば、買い物しているときも人参をカゴに入れたときは嫌そうな顔をしていたな。
そのときに気づいておけばよかった。
それにしても、人参が苦手って・・・。
なんだか小さな子供みたい。
「このカレーに入ってるものだと人参とかも苦手なんだけど。魁吏って、美味しくないものはすぐに食べるのやめちゃうんだよね」
「おい、晶」
「だから、こうやって何も言わずに食べてるってことは絢ちゃんの料理が美味しいってことだから。安心してね」
「そうなの!?」
「意外とわかりやすいんだよ、魁吏は」