「んっ …」


静まり返った家で、吐息だけが響いて


何度も角度を変えては浬は私の唇にキスを落とす。
熱くて、苦しくて


息をする余裕もくれない
涙目で浬にうったえるけど



冷たいその瞳には響かない




「…かぃっ …り …やだっ」




名前を呼んだって 止めてくれない