「…あ。 そんな事より
癒結ちゃん おでこ大丈夫?」



蒼くんは朱音の話を無視して
再び私の目の前を埋め尽くす程近づいて 顔を覗いてくる



「……?!」


浬以外の男子とはあまり関わる事がなくて
慣れないこの状況に反射的に後ろに下がる



「まだ少し赤いね」

「だ、大丈夫、、だよ
それより蒼くんの方こそ どこか怪我とかしてない?
私すごい勢いでぶつかったから…」


「ん? 全然衝撃なかったよ!
癒結ちゃん こんな小柄でふわふわだし
可愛いし♪ むしろぶつかられて逆にラッキー…って、痛っ!!!」


蒼くんが話してる途中に、朱音の平手が
蒼くんの後頭部に直撃。


とても痛そうだ…