「あー、また囲まれてるよ?」


朱音の視線を追うと、廊下に人集り。
って言っても女子しかいないけど

みんな目がハートになってる


「…浬の何がいいの ほんと。」


今朝あった事を思い出しながら
私は溜息混じりに言う


「まぁ 癒結は見慣れすぎてるのよ
浬、やっぱ超絶イケてるからね~♪」


ちなみに朱音は私が今、浬と一緒に住んでいる事は知ってる



「え、朱音までそんな事言うの?!」


「だって癒結が言う程 性格別に悪くないよね?
まぁ…基本他人にはめちゃ塩対応だけど、
根はいい奴じゃん?
同中の子とか 友達とかの前ではよく喋るしさ」