「兄ちゃんタイミング最悪…」

「はぁっ……郁さんこんにち、は…」


恥ずかしい…

伊織くんのお兄さんに見られた…


「伊織、兄ちゃんがいいこと教えてやる」

「なに、はやく出てってよ」

「家で女の子を襲っちゃダメだ
そう言うときはほ……むぐっ…」

「兄ちゃん!」


とんでもないスピードで郁さんに駆け寄り、その口を押さえた伊織くん


胸に手を当て息をしながらその姿を見つめる


??

「そんなあせんなよ
あ、そうだね、実乃梨ちゃんは純粋だからそう言うことはダメか」

「からかうなよ、はやく出てって」

「はいはい
実乃梨ちゃん、襲われそうになったら叫んでね」

「ぁ………ぅ…」


伊織くんに笑みを向け、郁さんは出ていった


何しにきたんだろう…?