「あ、えっと…」

「母さん?」

中から聞こえた声


「みのりせん、ぱい?」

「ぁっ、伊織くんおはよう」

出てきたその人に手を振る

困ったように眉を寄せる伊織くん


「あら、もしかして…」

大きく見開かれる青い瞳


「イオの彼女!?」

「はぁ……」

「嘘!?私聞いてないわ、」

「言ってない」


面倒くさそうに顔をしかめる伊織くんと楽しそうに笑う、お母さん?