「ふ…」

「なんですか」

「先輩、知ってます?」

優しく目を細めた伊織くん


「あ、つきましたね、降りましょう」

なんだか嫌な予感がして伊織くんの手を引く


素直についてくる伊織くん

なのに突然


「っ!?」

引っ張り返してきて、どこかに連れて行かれる


「伊織くん!?」

「ねえ先輩」

自動販売機の裏に連れてこられた

とん、と私の顔の横に手をついた伊織くん