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「実乃梨先輩おはようございます」

「棗くんおは……」

声をかけられたので振り返った私は固まってしまった


なつ、めくん…?


「はい、僕ですよ?」

「ぁ……な……ぇ?」


目を丸くして私より大きい後輩を見上げる


なん、で……


「きゃー!棗!?どうしたの!?うそうそうそ!やばあ」

「伊織くん!?やっばぁ!」


私が声を出す前に数人の女の子が駆け寄ってきた


そして、あっという間に棗くんを囲んでしまう