「明日、ユルちゃんと遊んでもいいですか?」

「僕に聞くことではないですけど…」


「じゃあユルちゃんに聞きます」

「それなら……」

棗くんが鞄からスマホを出した


「連絡先交換しません?」

「へっ……」

「ユルの、教えるんで」

「はいっ」


すぐさまスマホを向ける



「よし、後でユルのも送りますね」

「ありがとうございます。」


「棗、ここであってる?」


車がとまり、えいちゃんが振り返った