「東雲さんと両想いになって、正真正銘恋人になったのなら、そんな顔しないで嬉しそうに笑ってよ……!そしたら私も、諦められるかもしれないのに……!」 悲痛な叫びが公園に響き渡って、空気の震えが伝わってくる。 「なのに、そんなふうな目でみないで!これ以上、好きにさせないでよ……!」