「次は財前玲様のお部屋です。

今小学六年生でお友達が少ないので、遊び相手になって貰えたら助かります」


そう言うと扉をノックする執事。


返事が聞こえ扉を開けると中に入る。

中は王宮みたいな作りになっており、可愛らしいぬいぐるみが所々に飾られている。


部屋にいるのは外国の少年みたいな、美少年。

肌も髪も、睫毛まで真っ白で雪みたいに綺麗な男の子。


ドキドキしながら挨拶を考えた。


「初めまして!今日からお世話になる白雪美琴です!よろしくお願いします!」