疑問だらけだけど、ホッとしながら部屋から出る。


本当にメイドとして働いて、月50なら家族の支えになれる。


お父さんも悩まなくていいし、お母さんだって普通に生活出来るんだ__



覚悟を決めて部屋から出ると、黒の燕尾服を着こなした執事が立っている。


「今日から美琴様には、財前財閥の御曹司のお世話をしていただきます」


それが、重要な仕事?


しかし、金持ちの息子だなんて私とは合わなそう。

でも、それで月50貰えるなら良しだ!